タイムパフォーマンス(タイパ)の追求が極まった現代、ランチを簡易栄養食やエナジードリンクだけで済ませる光景は珍しくなくなった。しかし、この「手軽さ」の裏には大きな落とし穴が潜んでいる。脳は全消費カロリーの約20%を消費する大食漢の器官だ。燃料であるブドウ糖が不足すれば、当然ながら処理能力は急降下する。
「1分1秒を惜しんで食事を抜いた結果、午後からの重要会議で頭が回らず、結果的に作業時間が倍増した」という現場の悲鳴は少なくない。短時間の節約と引き換えに、長時間のパフォーマンス低下を招く本末転倒な事態が多発しているのが現実だ。