国家試験本番で最も役立つ武器は、問題用紙の余白にサッと描き出せる腕神経叢イラスト解説の手法です。複雑に見える外側内側後神経束の合流も、以下のシンプルな描画手順を踏めば迷いません。
ステップ1:左側に「C5, C6, C7, C8, Th1」の5本の横線を引く
上2本(C5とC6)を合流させて「上幹」、真ん中(C7)をそのまま伸ばして「中幹」、下2本(C8とTh1)を合流させて「下幹」を作ります。
ステップ2:後神経束をまとめて処理する
上幹・中幹・下幹のすべてから「後部(後ろ向きの枝)」を1本ずつ出し、3本を中央奥で合流させます。これが後神経束となり、太い橈骨神経と肩へ向かう腋窩神経へと分岐します。
ステップ3:「Mの字」を描いて前方グループを完成させる
残った上幹・中幹の前部が合流して外側神経束となり、下幹の前部がそのまま伸びて内側神経束になります。そして外側神経束から「筋皮神経」、内側神経束から「尺骨神経」が伸び、両神経束の内側の枝同士が合流してアルファベットの「M」の形を作りながら真ん中に正中神経を形成します。
この「外側から順に、筋皮神経・正中神経・尺骨神経が『M』を作り、裏側を通る後神経束から腋窩・橈骨神経が出る」という配置パターンさえ掴めば、腕神経叢解剖図の構造は完全に攻略できます。