プロ直伝の竹箒作り方と長持ちする結束の極意

プロ直伝の竹箒作り方と長持ちする結束の極意

プロ直伝の竹箒作り方と長持ちする結束の極意の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

安価な市販の竹箒を使っていて「すぐに柄から穂先が抜けてしまった」「掃き心地が軽すぎて濡れた落ち葉がまったく集まらない」という不満を感じた経験を持つ方は少なくありません。大量生産される市販品の多くは、乾燥が不十分な生木のまま機械で結束されているため、時間の経過とともに竹が乾燥収縮し、結束部の針金が自然に緩んでしまう構造的弱点を抱えています。

一方で、伝統的な職人技法にならった自家製の竹箒は、しっかりと陰干し乾燥させた枝の選別から始まります。竹の反発力を最大限に引き出すよう、中心に硬い芯を組み込み、その周囲にしなやかな小枝を何層にも重ねて配置します。さらに、建築現場でも使われる結束工具「シノ」を用いて極限まで番線を締め上げるため、掃いたときに小枝同士が絶妙にしなり、地面の微細な土埃から重い濡れ落ち葉まで一網打尽にできる「コシの強さ」と「圧倒的な掃出力」が生まれます。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。