英語の「Silly」は、直訳すると「愚かな」「ばかげた」「思慮のない」といった意味を持ちます。一見すると否定的なニュアンスを持つこの言葉をタイトルに冠した背景には、深い制作意図がありました。
当時、家入レオはドラマの台本を熟読し、スタッフとの綿密なディスカッションを重ねて作詞(西尾芳彦氏との共作)に臨んだといいます。客観的に見れば、警察に真実を話さず、嘘で身を固める彼らの行動は「愚か」かもしれません。しかし、当人たちにとってはそれこそが唯一の愛の表現であり、生きるための切実な祈りでした。「愚かだと分かっていても、誰かを思わずにはいられない人間の愛おしさ」――この葛藤を表現するために選ばれたのが、「Silly」という言葉だったのです。