物語の発端は、高校の修学旅行帰りに起きた凄惨なバス事故です。アストゥリアス州の深い霧に覆われた山道で、主人公のアルマ(Alma)を含む生徒たちを乗せたバスが突如視界を奪われ崖下へ転落。大半の同級生が即死する中、アルマは奇跡的に一命を取り留めますが、重度の外傷とともに自身の記憶を完全に喪失していました。
退院して生家に戻ったアルマを待ち受けていたのは、見覚えのない両親、親友を名乗る青年たち、そして自室に残された「自分自身が書いたとは思えない不気味な日記」でした。周囲が事故の悲劇を悼む中、アルマだけは得体の知れない幻覚や悪夢、そして「鏡の中の自分」に対する激しい違和感に苛まれ始めます。なぜ事故は起きたのか、なぜ自分だけが生き残ったのか。記憶を取り戻そうとする彼女の周囲で、やがてオカルトめいた不可解な怪異が次々と連鎖していきます。