羊雲とうろこ雲の見分け方は?高度や雨のサイン・地震雲の真相を徹底解説

羊雲とうろこ雲の見分け方は?高度や雨のサイン・地震雲の真相を徹底解説

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気象庁が採用している世界気象機関(WMO)の「十種雲形(雲の10分類)」において、うろこ雲と羊雲は明確に異なるカテゴリーへ分類されています。うろこ雲の学術名は「巻積雲(けんせきうん)」、羊雲の学術名は「高積雲(こうせきうん)」です。

最大の違いは、雲が存在している「高度」にあります。うろこ雲(巻積雲)は、上空およそ5,000〜15,000mの上層に発生します。この高度は気温がマイナス数十度にも達するため、雲を形作っているのは水滴ではなく微細な「氷の粒(氷晶)」です。非常に薄く太陽光を透過しやすいため、雲の底に黒っぽい影ができることはほとんどありません。

対して羊雲(高積雲)は、高度2,000〜7,000mの中層に位置します。氷の粒も混ざりますが、主成分は「冷やされた微小な水滴」です。うろこ雲よりも地上に近く、雲自体に厚みがあるため、太陽の光を適度に遮って雲の底面に灰色がかった影がくっきりと現れる特徴を持っています。

見上げる空において、真っ白で透き通るような細かい粒が敷き詰められていれば「うろこ雲」、もこもことした立体感があり、所々に灰色の陰影が見られれば「羊雲」と判断できます。

中島 亮太
著者

中島 亮太

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。