公式アートワークの起点となったのは、デビュー20周年を記念して開催された大型巡回展『ARASHI EXHIBITION JOURNEY 嵐を旅する展覧会』だった。メンバー自身が企画の根幹からコミットし、「ファンの手元に何を残すべきか」を徹底的に議論した末に具現化されたのが、一連のデフォルメキャラクターだ。
特筆すべきは、単なる似顔絵に逃げなかった点にある。ディズニーやNoritake、SHOGO SEKINEといった国内外の一流クリエイターとのコラボレーションによって、各人のパブリックイメージを高度に抽象化。そこには「アイドルグッズ=本人の顔写真」という固定観念を打ち破る挑戦があった。衣装のディテールやメンバー特有の立ち姿の癖、さらにはグループ内での立ち位置までもが、線の1本1本に暗号のように織り込まれている。