日本の気象庁(JMA)が発表する公式予報のほか、米軍合同台風警報センター(JTWC)や欧州中長期天気予報センター(ECMWF)の予測モデルをチェックする市民が増えている。各機関が使用するスーパーコンピューターの計算アルゴリズムや初期値の差異により、進路のブレが数日先の段階で数十キロから数百キロ生じることがあるからだ。
特に太平洋高気圧の張り出し具合や上空の偏西風(ジェット気流)の蛇行状況の捉え方によって、日本列島を直撃するか海上へ逸れるかの判断が分かれる。複数の予測モデルが示す「アンサンブル予報」のばらつきを確認することで、最悪のシナリオから標準的なルートまで、多角的なリスク把握が可能になる。