二人の歩みの原点は、彼がまだ何者でもなかった学生時代に遡る。過酷な練習で知られる亜細亜大学硬式野球部時代、厳しい環境の中で日々汗を流していた若き日の彼を、ずっと変わらぬ温もりで支え続けていたのが今の妻だった。
華やかなプロ入りの前から苦楽をともにしてきた二人の絆はきわめて深い。周囲のエピソードによれば、どんなに厳しい練習に打ちのめされそうな時も、彼女のさりげない一言や笑顔がリフレッシュの源になっていたという。飾らない等身大の距離感で互いを尊重し合ってきた歴史があるからこそ、プロ入り後の多忙な日々や苦しい打たれた日の夜も、家庭は常に変わらない安らぎの場であり続けたのだった。