自己判断による不適切なセルフケアは、症状の悪化や診断の遅延を招く最大の要因です。特に以下の誤った対処法には注意が必要です。
- 市販のステロイド外用薬を安易に塗る:原因が真菌(白癬など)や梅毒などの感染症であった場合、ステロイドの免疫抑制作用によって病原体が増殖し、かえって症状を劇的に悪化させる恐れがあります。
- ナイロンタオルやスクラブで強く擦る:二の腕の毛孔性苔癬を「毛穴の汚れ」と勘違いし、アカスリなどで強く擦る行為は逆効果です。物理的刺激により角化がさらに促進され、色素沈着を起こして茶色く痕が残る原因になります。
- 針などで突いて潰す:老人性血管腫をニキビと誤認して針で潰すと、毛細血管の塊であるため多量の出血を招き、細菌感染(二次感染)のリスクを高めます。