Q1:家にある砂糖水やハチミツを舐めさせても生き延びられますか?
A1:緊急避難的な極微量の糖分補給として、綿棒の先に薄い砂糖水を染み込ませて口元に当てる手法は脱水・低血糖の一時凌ぎにはなり得ます。しかし、主食の代用には絶対になりません。ヤモリは糖分を主エネルギー源として代謝する構造を持たないため、多量に与えれば下痢や腸内細菌叢の崩壊を招きます。糖分よりも真水の霧吹きによる水分補給を徹底してください。
Q2:部屋の中に放し飼いにすれば、家の中の虫を食べて勝手に生きていけますか?
A2:現代の機密性の高い住宅構造では、放し飼いによる生存率は極めて低くなります。屋内の害虫駆除剤やエアコンによる極度の乾燥、ドアの開閉による圧死事故、家具の隙間での餓死・干からび死が多発します。昔の日本家屋のように外と自由に出入りできる隙間がない限り、室内の放し飼いは緩慢な死をもたらす危険行為です。
Q3:赤ちゃんヤモリ(幼体)を捕まえました。家にあるもので何を与えればいいですか?
A3:家庭内で用意できるのは、果物の皮などに集まる極小サイズのショウジョウバエや、壁際で見つかる極小のハエトリグモのみです。人間の食品は100%受け付けません。幼体は頭のサイズが数ミリしかないため、少しでも大きな虫を与えると喉に詰まらせて窒息死します。自力で微小な生餌を連日調達できない場合は、数日以内に捕まえた場所の植え込みへ放すのが最も生存率を高める判断です。