JITTERIN'JINNのオリジナルアルバムは、いずれも10曲前後で構成され、シングル曲とアルバム曲が絶妙に配置されている。特に2ndアルバムは〈プレゼント〉をはじめとする代表曲が目白押しで、バンドの黄金期を象徴する一枚としてファンの間で語り継がれている。一方、4thアルバムは前作までの勢いを保ちつつ、より内省的な歌詞と緻密なアレンジが際立ち、「円熟期の名盤」として根強い支持を集める。
当時の音楽誌のレビューや関係者の証言によると、レコーディングではメンバーが意見をぶつけ合いながら楽曲を練り上げるスタイルが徹底されており、そのプロセスがアルバムごとの個性を生む原動力となった。特に3rdアルバムでは、それまでのギターロック路線に加えて、アコースティックや民族音楽の要素が取り入れられ、バンドの新たな一面が開拓された。
また、ファンの間で「隠れた名曲」と評されるアルバム曲も少なくない。シングルにはならなかったが、ライブで演奏されると必ず盛り上がる曲や、歌詞の世界観が深く掘り下げられた曲など、アルバム全体を通して聴くことでJITTERIN'JINNの真髄に触れられる。