炎上の火種となった象徴的な場面が、深夜にまで及んだ店長への叱責シーンです。月間の残業時間が上限を超えそうになっていた店長に対し、当時の社長である山本匡英氏が「目が死んでいる」「やる気があるのか」と厳しい言葉を投げかけ、詰め寄る場面がクローズアップされました。
大戸屋の大きな強みは、野菜の下処理から魚を焼く工程までを各店舗で行う「手作り・店内調理」にありました。しかし、その徹底したこだわりは現場への高い労働負荷と表裏一体であり、人員が不足すれば店長が身を削って仕込みや調理をカバーせざるを得ない構造的欠陥を抱えていたのです。オペレーションを根本から見直さず、残業の数字だけを削ろうとした結果が生んだ悲劇でした。
放送中のX(旧Twitter)では、「見ているだけで胃が痛くなる」「努力している現場を公開処刑している」「これが大戸屋の働き方改革なのか」といったネットの反応が殺到。定食の手作り感や温かみのある接客を愛していたファンからも失望の声が相次ぎ、定食チェーンとしてのブランド価値は大きく傷つくこととなりました。