本作の厚みを支えたのは、実力派揃いのブルーモーメントのキャスト陣です。主人公の晴原柑九朗を中心に、多彩な専門職が集結したSDMチームの複雑な人間模様は、公式の相関図を追うだけでもその緻密さが伝わってきます。
帰国子女で気象の素人ながら助手として成長していく雲田彩を演じた出口夏希、ストイックな消防レスキュー隊員・園部優吾役の水上恒司、脳外科医としてのトラウマを抱えながら医療班を率いた汐見早霧役の夏帆など、各キャラクターが抱える個人的な葛藤が綿密に描かれました。さらに、晴原の亡き婚約者であり物語のすべての引き金となった園部灯(本田翼)の存在が、全編を通じて重厚な陰影を落としています。
ドラマ制作関係者の証言によると、吹雪や暴風雨を再現した過酷なロケ現場では、ブルーモーメントの山下智久が座長として常に周囲を鼓舞し、過密日程の中でも若手キャストへの声かけを絶やさなかったといいます。極寒のスタジオや山岳地帯での撮影において築かれたチームワークが、画面越しに伝わるSDMの強固な結束力へと直結しました。