検索エンジンやSNSのコミュニティで頻繁に交わされる「関西みらい銀行はやばい」という言説。この噂の発信源を深掘りすると、金融機関としての健全性に対する懸念ではなく、主に3つの具体的要因に集約されることが取材から見えてきます。
第1の要因は、2019年の発足以降に急速に進められた大規模な店舗統合とブランチ・イン・ブランチ(同一店舗内同居)化です。旧関西アーバン銀行と旧近畿大阪銀行が物理的に一つの店舗へ集約される過程で、窓口の待ち時間が一時的に跳ね上がり、SNS上では「窓口で1時間待たされた」「手続きがスムーズに進まない」といった苛立ちの声が噴出しました。これが初期のネガティブな口コミの母体となっています。
第2の要因は、旧関西アーバン銀行時代に培われたアグレッシブな融資姿勢に対する世間のイメージです。不動産投資向け融資や事業性融資において独自の存在感を誇っていた歴史があり、審査や回収の厳格化が進む過程で「対応が厳しい」「過去の融資スタンスと変わった」という一部顧客の不満が「やばい」というセンセーショナルな言葉にすり替わって定着した側面が否めません。
第3の要因は、振込手数料や時間外ATM手数料といった各種コスト面でのネット専業銀行とのギャップです。住信SBIネット銀行や楽天銀行など、条件次第で振込手数料が月数回無料になるサービスに慣れた若い世代から見れば、対面型地銀の手数料体系は割高に映ります。5ちゃんねるや知恵袋に書き込まれる「手数料が高すぎる」という投稿が、ネガティブ評価に拍車をかけているのが実態です。