検索エンジンで学部名を調べると目にする「やばい」というキーワード。結論から言えば、教育・研究水準の崩壊や就職の極端な不利を意味するものでは一切ありません。多角的なリサーチによって判明した要因は次の3点に集約されます。
第一に、過去に世間を騒がせた大学法人全体のガバナンス再編問題が、ネット上の掲示板やSNSでセンセーショナルに拡散された影響です。現在では執行部の刷新や外部有識者による監督体制の透明化が進み、教育現場の日常には直接的な悪影響は生じていません。
第二に、文理融合18学科が一箇所に同居する環境の異色さです。世田谷の落ち着いた住宅街にあるキャンパスに、体育会系の学生から白衣を着た理系学生、古代史の文献を読み込む人文学徒までが混在しており、初めて訪れた人が「単一の学部とは思えない規模感でやばい」と表現するケースが多々見られます。
第三に、教職課程や資格取得のハードさです。文理学部は全国屈指の教員採用試験合格者数を誇る名門ですが、通常の卒業単位に加えて大量の教職科目を履修する必要があるため、在学生が「時間割が過密すぎてやばい」とSNSで吐露した日常の愚痴が検索サジェストに定着したという実態があります。