E-girlsは2020年12月31日をもってその活動に幕を下ろしました。公式発表の直後からネット上では「メンバー間の格差や不仲が原因ではないか」「特定のメンバーの脱退希望が引き金になったのではないか」といった憶測が飛び交いました。しかし、当時のドキュメンタリー映像や各メンバーの公式インタビュー、関係者への取材記録を精査すると、まったく異なる実態が浮かび上がってきます。
最大のE-girls解散理由は、メンバーそれぞれが20代半ばから後半に差し掛かり、モデル、女優、ダンサー、ソロシンガーといった「個人の夢とライフプラン」が明確化したことにあります。2017年の「E.G. EVOLUTION」による11人体制への再編(E.G. family構想)以降、全員がグループの看板を背負い続けることと、個人の自己実現との間で葛藤を抱えていました。
当時囁かれた鷲尾伶菜の脱退の真相についても、単独での離脱を企図したものではなく、2019年9月に母体であったFlowerがメンバーの結婚・引退を機に解散した際、「E-girlsとしての活動に全力を注ぎ、グループの最後を全員で見届ける」という決断を下したことが確認されています。ラストイヤーとなった2020年は新型コロナウイルス感染拡大により予定されていたアリーナツアーの中止を余儀なくされましたが、無観客配信ライブを通じて11人全員が涙ながらにファンへ感謝を告げ、不仲説を一蹴する絆の強さを示して終焉を迎えました。