香椎かてぃの唯一無二の存在感は、規格外の生い立ちとキャリアの積み重ねによって形作られています。
ヤンキー兄の掟とホームレス生活|衝撃のエピソード
神奈川県三浦市で育った香椎かてぃは、元暴走族の兄から理不尽かつ厳しい掟(「風呂掃除を怠ると怒声が飛ぶ」「髪を勝手に切られる」など)を課される過酷な家庭環境で育ちました。兄への恐怖と反骨心から家を飛び出し、高校時代には新宿や渋谷の公園、友人宅を転々とする「ホームレス同然の生活」を経験しています。
喫茶店で夜を明かし、時には極限状態に追い込まれながらも生き抜いた経験は、彼女の著作『新・ホームレスJK』にも詳細に描かれています。「足が臭い」「タバコを吸う」といった従来の女性アイドル像を根底から覆す赤裸々なエピソードを自虐的かつポップに語る姿が、閉塞感を抱える同世代の若者から熱烈な共感を呼びました。
ミスiD受賞からZOC結成へ
2016年、講談社が主催する型破りなオーディション「ミスiD2017」に本名名義でエントリー。審査員であったシンガーソングライターの大森靖子にその強烈な個性と眼光を見出され、「大森靖子賞」を受賞します。これを機に「香椎かてぃ」としてのキャリアが本格始動し、2018年9月のZOC結成に至りました。