標準治療を躊躇していた期間中、麻央さんの周囲では様々な代替療法や民間療法が試みられていたと報じられています。
具体的には、体温を上げて免疫力を高めるとされる酵素風呂への通院や、専門家を招いての気功治療、さらには食事療法やサプリメントの摂取など、多岐にわたる手法が実践されていました。これらは精神的な安らぎや体調のサポートを目的として導入されたものとみられますが、がん細胞そのものを根治させる科学的根拠(エビデンス)は存在しません。
さらに週刊誌等の報道で大きく取り沙汰されたのが、首藤クリニックをはじめとする特定の自由診療クリニックへの通院歴です。同クリニックでは、水素温熱免疫療法や血液クレンジングといった独自の自由診療が行われていました。藁にもすがる思いで選ばれたこれらの施術でしたが、進行したがんの勢いを止めることはできず、最終的には大学病院へ再転院して緩和ケアを含む本格的な医療を受ける形となりました。