ダウンの割合で暖かさはどう変わる?90/10と80/20の決定的違いを徹底解説

ダウンの割合で暖かさはどう変わる?90/10と80/20の決定的違いを徹底解説

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ダウン割合と同じく見逃せない指標が「フィルパワー(FP)」だ。羽毛1オンス(約28.4g)がどれだけ大きく膨らむかを立方インチで表したこの数値は、ダウンの「かさ高性」を示す。どれほど高いダウン比率を誇っていても、フィルパワーが低ければ空気を含まず、暖かさは半減してしまう。

羽毛の原産種による特性差も大きい。一般にダックダウン(アヒル)よりも体格の大きなグースダウン(ガチョウ)の方が、より大きなダウンボールを形成する。そのため、高いフィルパワーを叩き出しやすく、軽やかで強烈な暖かさを提供するのだ。

こうした羽毛製品の品質と厳格な表示基準を支えているのが日本羽毛製品協同組合である。偽装表記や粗悪品が流通しないよう独自のゴールドラベル事業などを展開し、消費者が安心して確かな防寒性能を手に入れられる環境を整えてきた。数字の裏側にある検査体制と原産地情報こそ、防寒着選びの隠れた鍵と言える。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。