高い知名度を誇る一方で、ネット上や旅行者の間には事実と異なる誤解や都市伝説も散見される。現場の取材事実に基づき、いくつかの代表的な盲点を検証しておきたい。
誤解①:「普通のアイスと中身は同じで、単に冷凍庫が異常に冷たいだけ」
これは完全な誤りだ。前述の通り、オーバーランを15%前後に抑え、乳脂肪分を極限まで高めた独自レシピが硬さの根源である。一般的な100円台のラクトアイスやアイスミルクを同じ超低温で凍らせても、氷の結晶が荒くなり、ただカチカチでパサパサの霜柱状態になるだけで、あの滑らかでシルキーな硬質さは決して生まれない。
誤解②:「東海道新幹線の普通車ではもう二度と食べられない」
ワゴンが車内を巡回しなくなっただけであり、乗車前にホームの自動販売機や駅構内のキヨスクで購入して車内に持ち込めば、従来通り普通車の座席でまったく同じ体験が可能だ。むしろ「乗車前に好みのフレーバーを確実に選べる」という点では、かつてのように「ワゴンが来たときにはお目当ての味が売り切れていた」という悲劇を回避できるメリットもある。