北海道内の道の駅が120箇所以上ひしめくなかで、道の駅マオイの丘公園のリニューアルは地域振興のモデルケースとして業界内でも高く評価されています。かつての物産館を中心とした標準的なロードサイド施設から、体験と食の質を極限まで高めた「ガストロノミー型観光拠点」へと舵を切ったことが最大の転換点でした。
施設の中核を担うセンターハウスの2階には、真のナポリピッツァ協会認定店である「ピッツェリア トニーノ 北海道長沼」を誘致。従来の道の駅レストランにありがちだった「汎用的な定食メニュー」をあえて排し、特注の薪窯で焼き上げる本格イタリアンに特化するという大胆な戦略を採用しました。さらに1階のショップエリアも洗練された空間へと生まれ変わり、地元長沼町のワイナリーやクラフトビール、厳選された加工食品が並ぶセレクトショップへと昇華しています。
現地関係者は「単なる通過型休憩所ではなく、札幌近郊の食のショールームとして長沼町の豊かな農業資本を直感してもらう空間を目指した」と語っており、その狙い通り、平日・休日を問わず食を目的に訪れるリピーター層が定着しています。