文章を書く際によく見られる間違いが、長音の「う」を抜かした「ぐの音も出ない」という誤用表記です。文字入力のミスや聞き取りの曖昧さから生じるケースが目立ちますが、辞書に掲載されている正式な日本語は「ぐうの音も出ない」のみとなります。
また、「ぐうの音も出ないほど驚いた」「ぐうの音も出ないほど忙しい」のように、単なる「非常に」「ものすごく」といった強調の副詞として使うのも誤りです。あくまで「反論・言い訳を封じられて手も足も出ない状況」に限定して使うのが鉄則です。ビジネスメールや公の文書で誤った使い方をすると、教養を疑われかねないため注意しましょう。