日本語のオノマトペは世界屈指の語彙数を誇り、約4,000語から5,000語に及ぶとも言われています。金田一春彦氏らによる国語学の伝統的な分類体系では、オノマトペは主に4種類(あるいは5種類)に整理されます。
混同されやすい「擬情語」と「擬態語」の違いも含めて、以下の体系一覧で確認しておきましょう。
- ① 擬音語(物音):物がぶつかる音、風雨の音など。
(例:ドンドン、ガラガラ、パラパラ) - ② 擬声語(声):人間や生物の鳴き声・発声。
(例:ニャーニャー、コケコッコー、ワーワー) - ③ 擬態語(外界の様態):音を伴わない客観的な様子や視覚・触覚的状態。
(例:ツルツル、キラキラ、クルクル、ダラダラ) - ④ 擬情語(内面の心理):人間の感情、心的感覚、気分の揺らぎ。
(例:イライラ、ドキドキ、ワクワク、ハラハラ、ズキズキ)
擬態語が「外から見える状態」を描写するのに対し、擬情語は「胸の内側で渦巻く主観的な感覚」を写し取ります。これらを正しく把握することで、Webライティングや物語の描写において、読者に伝えたいニュアンスの解像度が段違いに研ぎ澄まされます。