英語で相手にお祝いの言葉をかける際、必ず「Congratulations」と複数形の「s」を付けます。単数形の「Congratulation」のまま声をかけるのは、英語圏では文法的に不自然な響きを与えてしまいます。
なぜ複数形の「s」が必要なのか。その理由は、英語における「感情の積み重なりを表す複数形」という概念にあります。
相手を祝う気持ちは、単発の1回きりではなく「たくさんの祝福の思いが胸いっぱいに溢れている」状態を指します。そのため、気持ちの総量を表すために複数形が用いられます。これは、感謝を伝える「Thanks」や、敬意を込めた結びの挨拶「Best regards」、新年の挨拶「Best wishes」に「s」が付くのと同じ仕組みです。
なお、単数形の「Congratulation」は「祝賀という行為そのもの」を指す抽象名詞として扱われます。例えば「a letter of congratulation(祝状)」のように名詞を修飾する文脈では単数形が見られますが、直接「おめでとう!」と伝える場合は100%「Congratulations!」と表現します。