小諸東中学校を語る上で欠かせないのが、全国にその名を轟かせる駅伝部の存在です。長野県中学校駅伝競走大会で幾度も頂点に立ち、全国中学校駅伝大会への出場実績を誇る同校の長距離陣は、なぜこれほどまでに強いのか。その秘密は「高地環境を生かした練習環境」と「地域全体で育む陸上文化」にあります。
標高700メートル前後に位置する小諸の澄んだ空気と起伏に富んだ地形は、心肺機能と筋持久力を自然に鍛え上げる理想的なトレーニングフィールドです。さらに、地元の陸上クラブや指導者層との強固なネットワークが形成されており、科学的知見に基づいた無理のないコンディショニング管理が行われています。
文化部では吹奏楽部の活躍が際立ちます。東海吹奏楽コンクールや長野県大会での上位入賞を重ね、定期演奏会は地域の一大イベントとして親しまれています。現在、全国的に進められている部活動の地域移行に関しても、小諸市はいち早く地域の専門指導者や社会体育団体との協働モデルを構築しており、教員の働き方改革と部活動の競技力維持を両立させる試みが順調に機能しています。