大半のアーティストがストリーミングへと舵を切る中、現在もカタログの全編解禁を行っていない大物アーティストが一部存在します。その代表格と配信状況は以下の通りです。
【今なおサブスク未解禁・一部制限のある主なアーティスト】
・山下達郎:ベスト盤や代表作を含め、一貫してサブスク未解禁を継続
・中島みゆき:一部シングルやタイアップ楽曲を除き、オリジナルアルバムの大半が未配信
・THE BLUE HEARTS / ザ・クロマニヨンズ:一部作品のみ配信、アルバム単位での完全網羅には慎重
・Hi-STANDARD:初期重要作など一部に限定した配信体制
なかでも山下達郎がサブスク解禁しない理由は、ファンの間でも広く知られています。本人は自身のラジオ番組などを通じて「表現者として死ぬまでサブスクには出さない」という趣旨の発言を明言しており、音圧やマスタリングの精度、CDやアナログレコードというパッケージ全体で表現される芸術性を極めて重視しています。
これらのアーティストが配信を見送る理由は、単なるデジタルへの不慣れや頑迷さではありません。1曲単位でスキップされる聴かれ方ではなく、アルバム1枚を通したストーリーや音響設計を尊重してほしいという、表現者としての強いプライドと美学に基づいています。