G-1を一生モノとして次世代まで受け継ぐためには、レザー本体と天然ムートン襟という性質の異なる2つの素材を適切にお手入れする必要があります。
G-1 襟ボア メンテナンスの鉄則
天然ムートンは皮脂や汗を吸着しやすいため、シーズン終わりのケアが不可欠です。まず、毛並みに沿って洋服用の豚毛ブラシや金櫛で優しくブラッシングし、毛の奥に入り込んだホコリを掻き出します。毛束が寝てしまったり絡まったりしている場合は、少し離した位置から衣類スチーマーの蒸気を軽く当て、ブラッシングしながら乾かすことで、ふんわりとしたボリュームが復活します。注意点として、ボア部分にレザー用オイルを絶対に塗布してはいけません。毛が固まり、カビや異臭の原因となります。
ゴートスキンの保革と保管環境
ゴートスキンはもともと油分を多く含んでいるため、過剰なオイル補給は型崩れの原因になります。基本のケアは着用後の乾拭きとブラッシングで十分です。年に1回、乾燥が目立つ時期にのみ、マスタングペーストや高品質なラノリン配合のレザードレッシングをごく薄く塗り伸ばしてください。オフシーズンの保管時は、肩幅に合った厚みのある木製ハンガーに掛け、不織布カバーを被せて通気性の良い日陰で保管することがカビ防止の絶対条件です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
一生モノの投資としてG-1を検討するにあたり、編集部が導き出した購入の判断基準は以下の通りです。
- G-1を強くおすすめできる人:
- 一生着続けられる頑丈な相棒を探しており、経年変化をじっくり楽しみたい人
- 首元の寒がりで、冬場でもマフラーなしでスマートに街を歩きたい人
- 肩周りや腕の動きやすさを重視し、車の運転やバイク移動が多い人
- ミリタリーの歴史と確固たるストーリー性を持つ本物のウェアを愛する人
- 購入に慎重になるべき人:
- 春先や秋口など、暖かい季節を中心に着用できる薄手の革ジャンを探している人(ムートン襟があるため着用期間は11月〜3月に集中します)
- 完全な軽量性・イージーケアを最優先し、定期的なブラッシングや湿度管理を面倒に感じる人