SNSやネット掲示板で「寝屋川まつりは今年中止になるのではないか」という憶測が流れる背景には、単なる根拠のないデマではなく、過去の中止経緯と近年の異常気象リスクが深く関わっています。
最大の決定打となったのは、過去に発生した台風の直撃やゲリラ豪雨による開催見送りです。寝屋川まつりの主会場である打上川治水緑地は、寝屋川流域の水害を防ぐ「調節池(遊水地)」としての公共インフラ機能を担っています。大雨警報が発令され河川水位が上昇すると、緑地内に雨水を意図的に貯留する構造になっているため、会場そのものが水没・冠水のリスクと隣り合わせにあります。過去の台風接近時には、市民の安全確保はもちろんのこと、グラウンドコンディションの壊滅的な悪化によってやむを得ず全面中止や一部日程の取りやめが決定された経緯が存在します。
さらに近年では、気候変動に伴う「災害級の猛暑」が追い討ちをかけています。8月下旬の炎天下における熱中症救急搬送の激増を受け、全国の自治体で夏祭りの日程前倒しや秋季への移行が議論される中、寝屋川まつりにおいても「過酷な環境下での開催継続は可能なのか」という安全管理上の議論が巻き起こりました。これがネット上で拡大解釈され、「寝屋川まつりが中止になった」という断片的な情報として拡散されたのが噂の真相です。