ネット黎明期から広まったイメージにより、彼らは長年にわたり「荒くれた不良中学生が粋がって撮ったプリクラ」と誤認されがちでした。しかし、関係者の証言やその後の取材で判明した実像は、世間の偏見とは大きくかけ離れています。
少年たちは当時、暴力行為に明け暮れるような凶悪ヤンキーなどではなく、どこにでもいる少し背伸びをしたい年頃の野球少年やスポーツ好きな中学生でした。威圧感のあるポーズを取ったのも、当時のプリクラ文化において「格好をつける」「悪ぶってみせる」ことが仲間内での定番のノリだったに過ぎません。
また、電車賃がなかった背景も家庭環境の問題などではなく、限られた小遣いの中でゲーム代を優先したという、中学生特有の打算によるものでした。過酷な坂道を立ち漕ぎで駆け抜け、目的地に着いた瞬間の一体感。あのプリクラは不良の自己顕示欲ではなく、「仲良し4人組が成し遂げた冒険の記念碑」だったというのが、暴かれた真実の姿です。