台風シーズンになると、SNSや気象愛好家の間で「米軍の台風情報(JTWC)」が大きな注目を集めます。JTWC(Joint Typhoon Warning Center)は、アメリカ海軍と空軍がハワイ真珠湾で共同運用している軍事気象機関で、西太平洋やインド洋など広範囲の熱帯低気圧を24時間体制で常時監視しています。
日本の気象庁が「24時間以内に台風になる可能性が高い」と判断してから予報円を出すのに対し、JTWCは台風になる前の微弱な熱帯擾乱の段階からリアルタイムで監視警戒情報を公開します。そのため、気象庁よりも数日早くたまごの動向を察知できる情報源として非常に重宝されています。
JTWCのグラフィックマップを見る際は、以下の4段階の警戒レベル区分を把握しておくとスムーズです。
1. LOW(黄色・監視中):熱帯擾乱が発生しているが、今後24時間以内に重大な熱帯低気圧へ発達する可能性は低い状態。
2. MEDIUM(オレンジ色・発達可能性あり):発達の兆候が見られるものの、24時間以内の発達にはまだ不確定要素が残る段階。
3. HIGH(赤色・警報準備):今後24時間以内に台風(熱帯低気圧)へ発達する可能性が極めて高い状態。熱帯低気圧形成警報(TCFA)が発令される。
4. TC / TY(赤色の渦巻きマーク・台風発生):すでに台風(熱帯低気圧・台風基準)へ発達し、詳細な進路予想と中心気圧・予想最大風速が発表されている状態。
JTWCを確認する際の注意点として、公開されている日時はすべて協定世界時(UTC / Z表記)となっている点が挙げられます。日本時間(JST)に換算するには「表示時間 + 9時間」の計算が必要なため、日付のズレを見落とさないよう注意してください。