今回のリニューアルで最も大きな変更点、それは茶葉の火入れプロセスにある。関係者への取材で判明したのは、職人が釜の温度を1度単位でコントロールする「二段階浅深焙煎」の導入だ。従来のほうじ茶ドリンクにありがちだった「苦味だけが残る」「香りがすぐ飛ぶ」という課題をクリアするため、ローソンは半年以上かけて焙煎条件を再構築したという。
蓋を開けた瞬間に広がるのは、焦がしきらない絶妙な香ばしさ。喉を通り過ぎたあとも、心地よい余韻が鼻腔をくすぐり続ける。300円前後という日常的な価格帯でありながら、老舗茶舗の喫茶室で提供される一杯に肉薄するクオリティを実現した点は、まさに2026年の商品開発における金字塔と言えるだろう。