瞬間接着剤が指についた瞬間、反射的に指同士を引き離そうとしてしまいがちですが、無理に引き剥がす行為は最も危険です。瞬間接着剤の主成分である「シアノアクリレート」は皮膚表面の角質層と極めて強固に結合するため、無理に引っ張ると角質ごと皮膚がめくれて流血や強い炎症を引き起こします。
また、瞬間接着剤を使用する際に注意したいのが化学反応による火傷(やけど)です。シアノアクリレートは水分と反応して硬化する際、急激な重合熱(反応熱)を発します。特に軍手やティッシュペーパーなどの繊維類に接着剤が染み込むと、表面積が急拡大して一気に発熱し、最高で100度近くに達することもあります。
もし衣服や布越しに接着剤が付着して熱さを感じた場合は、無理に服を脱ごうとせず、直ちに冷水で大量の水をかけて患部を冷やすことが最優先の火傷対処法です。冷やした後にゆっくりと状態を確認し、水ぶくれや強い赤みがある場合は速やかに医療機関を受診してください。