ネット上の情報の中には「マスクの上部を外側に折る」と紹介している記事も一部見受けられますが、これは衛生面・機能面において避けるべき誤った方法です。
外側に折り返した場合、折り目の部分が上を向いた「溝(ポケット)」になってしまいます。空気中に浮遊する花粉、ウイルスを含んだ飛沫、ホコリなどがそのポケットに蓄積しやすくなり、手で触れてしまう二次汚染のリスクが高まります。さらに、外折りでは呼気を下方向へ跳ね返すフラップ効果が十分に得られず、息が外側の折り目を伝ってレンズ側へ逃げてしまいます。必ず「内側(顔に触れる側)に折る」ことを徹底してください。
また、「立体型(ダイヤモンド型・KF94タイプ)でも折れば効果が上がる」という誤解もありますが、立体マスクは構造自体が3面立体設計となっているため、無理にフチを折ると全体の密着バランスが崩れてかえって大きな隙間を作ってしまいます。折り返しテクニックは、あくまでプリーツ型の不織布マスクに限定された裏ワザである点に留意が必要です。