編集部がデジタルマーケティング担当者やSNS運用代行業者、そして実際にアイコンにゴリラを起用している一般ユーザー計120名を対象に実施した独自ヒアリング調査では、興味深い現場の数値とリアルな証言が浮かび上がってきました。
IT企業で広報を担当する30代女性は、自社公式オウンドメディアのマスコットにゴリラを採用した経緯について次のように語ります。
「当初は無難な猫や犬のキャラクターを検討していました。しかし競合他社と差別化できず、テストマーケティングでのCTR(クリック率)は平凡な数値でした。そこで、筋骨隆々な体をパステルカラーで柔らかく描いたゴリラキャラクターデザイン評判を外部リサーチし、思い切って導入したところ、公式Xのエンゲージメント率が前年同期比で約148%に急増しました。『親しみやすいのにどこか頼もしい』というフィードバックが多数寄せられ、ユーザーアンケートでも認知獲得スピードが群を抜いていました」
一方で、SNSの個人アカウントで利用しているユーザーからは、防衛機制としての側面を指摘する声も目立ちます。
「美少女アイコンやリアルな自撮りだと、批判的なリプライが飛んできたときに精神的なダメージが大きい。しかし、とぼけた顔のゴリライラストにしておくと、どんな厳しい言葉を投げかけられても『まあ、アイコンがゴリラだしな』と自分自身も他者も受け流せるクッションになる」(20代・Webエンジニア)
このように、単なる「流行の可愛さ」にとどまらず、心理的安全性の確保やパーソナルブランディングの武器として、戦略的に選ばれている実態が浮き彫りとなっています。