音楽・映像パッケージの市場構造がフィジカルからストリーミングへ移行した流れを受け、株式会社ローソンエンタテインメントが運営するHMVは、単なるCD販売店から「カルチャーの体験・発信拠点」へと大胆な転換を図ってきました。2026年時点における国内の店舗ネットワークは、全国で約50店舗の規模を維持しつつ、立地と客層に応じた3つの主要フォーマットで展開されています。
なかでも中核を担うのが、書籍・雑誌・コミックや雑貨、ポップアップスペースを融合させた大型複合店舗「HMV&BOOKS」です。トレンドの発信地である渋谷(HMV&BOOKS SHIBUYA)や心斎橋(HMV&BOOKS SHINSAIBASHI)、博多、沖縄などを軸に展開され、アーティストのサイン会やお渡し会、衣装展などのインストアイベント会場としても熱狂的な支持を集めています。
さらに、世界的なヴィンテージブームと連動したアナログレコード専門店「HMV record shop」は、渋谷・新宿・心斎橋といったカルチャー感度の高いエリアに集中出店。国内外のコレクターやインバウンド観光客から高い評価を得ています。従来のショッピングモールを中心とする標準店舗「HMV」も、K-POPやアニメ、アイドル関連の限定グッズ・公式トレカの取り扱いを強化し、ファミリー層から熱心なファン層まで幅広く受け皿を広げています。