2020年代半ばから続く歴史的な物価高は、日用品市場の地図を完全に塗り替えた。とりわけ輸入パルプ価格の上昇とエネルギーコストの高騰は、製紙業界を直撃。かつて200枚入りで100円台前半だったナショナルブランド品は今や倍近い価格となり、内容量も密かに減らされている。
そんな中で存在感を増したのが、100円ショップ各社がプライベートブランド(PB)として展開する紙類だ。量販店のような大規模流通網と世界的な素材調達力を背景に、100円という価格ラインを頑なに守りつつ、クオリティを底上げする企業努力が実を結んでいる。