クラブの歴史を振り返ると、ユース出身のタレントたちがトップチームのみならず日本代表や海外クラブで主軸として活躍してきた実績があります。鹿島アントラーズユース 歴代出身者には、日本代表としてワールドカップ出場を果たした柴崎岳をはじめ、鈴木優磨、土居聖真、沖悠哉、染野唯月など、勝負強さとタフさを兼ね備えた選手がズラリと並びます。
しかし、アカデミーから鹿島アントラーズユース トップ昇格を果たすハードルは極めて高いのが実情です。一学年約15〜18名が所属する中で、直接トップチームとのプロ契約を結べるのは例年1〜2名程度、年によっては「昇格者ゼロ」というシビアな判断が下されることも珍しくありません。
現場スカウトや指導スタッフが重視するのは、単なる足元のスキルではなく「鹿島のエンブレムを背負ってプロのプレッシャーに耐えうるメンタリティがあるか」「守備時のポジショニングと献身性を90分間持続できるか」というプロ基準の強度です。この基準に達していないと判断された場合、クラブは安易な内部昇格を行わず、大学サッカー界で4年間の経験を積ませる方針を一貫して採用しています。