ウォーキングにおける消費エネルギーは、移動させた「自重」に比例して増減します。そのため、現在の体重によって2万歩の負荷と消費カロリーは大きく異なります。ここでは、平均的な歩幅(身長の約45%、約65〜70cm)と歩行速度(分速約80m=時速4.8km)を前提とした体重別の詳細データを整理しました。
まず前提として、2万歩の物理的なスケール感を把握しておく必要があります。距離は何キロに達するのかといえば、歩幅を70cmと仮定した場合、約14.0km(一般的には13〜15km)に達します。これは東京駅から横浜方面に向かって川崎駅を越える距離に相当します。また、所要時間はどれほどかかるのかという点については、信号待ちや休息を挟まない連続歩行でも約3時間10分〜3時間30分を要します。日常生活の中で通勤や買い物などの細切れ歩行を合算したとしても、1日の大半を歩行動作に費やす計算です。
以下の表は、一般的な目標値とされる「1万歩」と、今回のターゲットである「2万歩」を比較した詳細まとめです。
表から明らかなように、体重60kgの成人が2万歩を歩行した場合、1回あたり約630〜710kcalを消費します。純粋な体脂肪1kgを燃焼させるためには約7,200kcalのアンダーカロリー(消費カロリーが摂取カロリーを上回る状態)が必要とされているため、理論上は「食事量を現状維持したまま毎日2万歩を歩けば、10日前後で体脂肪が1kg減る」計算になります。これが「2万歩で痩せる」と語られる生理学的根拠です。