紫陽花の冬剪定はNg?翌年咲かない理由と切っていい品種の見分け方

紫陽花の冬剪定はNg?翌年咲かない理由と切っていい品種の見分け方

紫陽花の冬剪定はNg?翌年咲かない理由と切っていい品種の見分け方の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

冬剪定が御法度とされる紫陽花ですが、すべての品種に当てはまるわけではありません。鍵を握るのは、植物学的な性質である「旧枝咲き(きゅうしざき)」と「新枝咲き(しんしざき)」の違いです。

日本の手まり咲きアジサイやガクアジサイ、色鮮やかな西洋アジサイの大多数は旧枝咲きに分類されます。前年に伸びた枝に花芽がつくため、剪定の適期は花直後の7月上旬までと極めて限定的です。

一方、例外として冬剪定が公認されているのが「新枝咲き」の品種群です。その代表格が、白く巨大な手まり状の花を咲かせるアメリカアジサイ『アナベル』や、ピラミッド状に咲く『ノリウツギ』です。新枝咲きは、春に新しく地中や幹から伸びてきた枝の先端にその年の初夏に花芽を形成して開花します。

したがって、アナベル冬の剪定方法としては、11月から翌年2月下旬までの休眠期に株元から15〜30cm程度の高さでばっさりと強剪定しても全く問題ありません。むしろ、冬に地際近くまで切り戻すことで春に太く力強いシュート(新枝)が立ち上がり、倒伏しにくい大輪の花を咲かせることができます。花を小さめにたくさん咲かせたい場合は、細い枝だけを落とす弱剪定にするなど、冬のハサミの入れ方ひとつで咲き方をコントロールできる自由度の高さもアナベルの魅力です。

前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。