日常の料理において情報源の主軸となっているのが、YouTubeとクックパッドである。クックパッドに投稿され支持を集める料理レシピのデータを分析すると、現代のユーザーが求めているのは単なる「時短テクニック」にとどまらない。最小限の手間で素材のポテンシャルを最大限に引き出す「合理的な調理プロセス」こそが求められている。
また、YouTubeで数十万から数百万再生を叩き出す料理動画の共通点は、玉ねぎの炒め具合や肉の下処理といった基本工程において、「なぜその作業が必要なのか」を理路整然と解説している点にある。視覚的なわかりやすさに論理的な説得力が加わることで、家庭料理の平均レベルは今過去最高水準へと底上げされているのだ。