キャンプ場において、車は単なる移動手段ではなくサイトの景観を構成する「大型ギア」の一部です。市販車の状態から自分好みのテイストに手を加えるカスタムカルチャーが活況を呈しています。
現在主流となっているのは、北米の旅スタイルに端を発する「オーバーランドスタイル」です。マットカラーやアースカラー(サンドベージュ、カーキ)へのオールペイントに加え、ルーフキャリアの上に「ルーフトップテント」を装着するカスタムが人気を集めています。設営時間を大幅に短縮できるだけでなく、見晴らしの良い高所での就寝体験がキャンパーの冒険心をくすぐります。
また、足元をオフロード仕様のオールテレーン(A/T)タイヤとブラックのスチールホイールに換装し、あえてリフトアップを施すことで、実用的な走破性向上とタフなビジュアルを両立させるカスタムも定着しました。車内においては、ウッド調のパネル施工やオリジナルベッドキットを自作・換装し、カフェのような空間を構築するDIY派も増えています。