漫画作品の枠を飛翔した彼のビジュアル力は、早くから広告業界の熱い視線を集めた。特にPARCOをはじめとする先進的なファッションビルや企業のキャンペーンポスターに起用された際、街頭に躍り出た巨大ビジュアルは都市風景そのものを鮮やかに塗り替えた。
コラボレーションにおける裏話として、クライアント側が提示した細かな仕様変更に対し、彼が「女の子の可愛さを損なう一切の要素」を断固として拒絶し、理想の1本線を追求し続けたというエピソードは有名だ。商品や企業ブランドのメッセージをただ伝えるのではなく、イラスト自体が独立した強烈な魅力を放つ。広告を「アート」へと引き上げた彼の功績は、商業デザインの現場に今なお深い影響を与え続けている。