国公立大学の薬学部は、依然として全国の理系受験生にとって最難関の一角です。特に東京大学薬学部難易度は理科二類からの進学振り分け(進学選択)を含めて極めて熾烈であり、偏差値換算で67.5〜70.0という圧倒的な壁を維持しています。京都大学や大阪大学、九州大学などの旧帝国大学群もこれに続き、研究志向の強い4年制(創薬科学科)と臨床志向の6年制(薬学科)の双方がハイレベルな競争を繰り広げています。
地方国公立大学に目を向けても、千葉大学や熊本大学、徳島大学などは地元医療の拠点としての信頼が厚く、国公立大学薬学部偏差値の全体平均は57.5〜65.0の高水準で高止まりしています。学費が私立の3分の1以下に抑えられる経済的メリットから、共通テストの難化傾向にもかかわらず志望者の熱量は衰えていません。