帯状疱疹の最大の特徴は、皮膚に目に見える異常が現れる数日〜1週間ほど前から神経の痛みが先行する点にあります。「皮膚の表面がピリピリとしびれる」「チクチクと針で刺されたような痛みがある」「服が擦れるだけでヒリヒリする」といった感覚異常が、体の左右どちらか片側の神経領域(デルマトーム)に沿って現れます。
この段階では発疹がないため、肩こりや腰痛、偏頭痛、あるいは心臓や胆嚢の病気と誤認されがちです。しかし、「痛む場所が体の正中線を越えず、完全に左右どちらか一方に限定されている」場合は、帯状疱疹の前兆を強く疑う必要があります。違和感を覚えた部位に数日後、赤い斑点が出現したならば、自己判断で市販の塗り薬を使わず、直ちに医師の診察を受けてください。