主人公・松本千秋を演じた堀ちえみと、彼女を厳しくも温かく指導する村沢教官役の風間杜夫。二人の鬼気迫る掛け合いは、壮絶なハードスケジュールの中で生み出された。当時トップアイドルだった堀ちえみは、過密な音楽活動とドラマ撮影を並行し、睡眠時間がわずか数時間という極限状態に追い込まれていたという。
NGを繰り返しながらも食らいつく堀の姿は、役柄である千秋の泥臭い成長と見事にシンクロしていった。風間杜夫もまた、過酷な現場で若きヒロインを鼓舞し続け、真迫の演技で現場の緊張感を高めた。「教官!」と叫ぶ名シーンの裏には、虚飾のない役者同士の絆と汗が刻まれていたのだ。