インターネット上の掲示板やSNSで散見される「顕正会関係者」とされる芸能人のリスト。そこには、国民的な知名度を誇るシンガーソングライターや、バラエティ番組で活躍する人気お笑い芸人、さらにはベテラン俳優の名まで記載されていることがある。しかし、それらの情報をつぶさに分析すると、驚くほど根拠が薄弱であることが分かる。
噂が生まれる典型的なパターンは主に3つ存在する。第1に「新興宗教のイベントや集会で目撃された」という目撃証言の誤認。第2に「かつて所属していた事務所の社長や関係者が信者だった」という間接的な繋がり。そして第3に「脱会報道」や「失踪説」と結びつけられた邪推である。例えば、ある若手女優が体調不良で活動休止を発表した際、ネット上では瞬く間に「顕正会の勧誘トラブルで業界を追放された」という根拠のないデマが拡散した。検証の結果、この噂の発信源は海外のIPアドレスを経由したまとめサイトであり、アクセス数を稼ぐための典型的なクリックベイトだったことが判明している。