行間を狭くすれば1ページに多くの情報を詰め込めますが、むやみに狭めすぎると「視覚的な可読性(リーダビリティ)」が著しく損なわれます。認知心理学およびタイポグラフィ(文字組版)の視点に基づき、用途ごとの最適な行間比率を導き出しました。
【用途別の行間判断基準】
- A4一枚完結のビジネス企画書・報告書:
情報密度が求められるため、フォントサイズ10.5ptに対し、行間は「固定値:14pt〜16pt」(フォント比約135%〜150%)が黄金比です。余計な改行スペースを削りつつ、視線移動がスムーズに行えます。 - 長文の論文・マニュアル・約款:
長時間の読書による目の疲労を防ぐため、行間は「1.25倍〜1.5倍」または「固定値:18pt〜20pt」(フォント比約170%〜190%)を確保するのが理想的です。 - 表組み・データ一覧表:
視線の上下迷子を防ぐため、フォントサイズ9pt〜10ptに対し、「固定値:11pt〜12pt」に設定して上下余白を極限まで引き締めます。
※注意点として、行間を「固定値」にしてフォントサイズより小さいpt数(例:10.5ptフォントに9pt指定)を入力すると、文字の上部や下部が切り取られて欠けてしまう現象が発生します。固定値を指定する際は、「必ず文字サイズ以上の数値を入力する」という原則を徹底してください。