1959年に放送を開始したTBS系の長寿紀行番組『兼高かおる世界の旅』は、1990年までの31年間にわたり全1586回放送されるという金字塔を打ち立てました。兼高さんは単なるリポーターではなく、プロデューサー、ディレクター、ナレーターまでこなす八面六臂の活躍を見せました。
当時の兼高さんの写真を見ると、知性と品格を兼ね備えた凛とした美しさが際立っています。彼女の魅力はルックスにとどまらず、取材相手の懐に飛び込む卓越したコミュニケーション能力にありました。番組内では、以下のような歴史的要人との単独インタビューを次々に成功させています。
- エリザベス2世英女王(イギリス王室)
- ケネディ元米大統領(アメリカ合衆国)
- チャールズ・チャップリン(喜劇王)
- サルバドール・ダリ(画家)
相手が王族であっても臆することなく、流暢な英語と上品なマナーで対話を弾ませる姿は、日本人に「真の国際人とは何か」を教え続けました。