事故の真相が闇に葬られなかった最大の要因は、妻である萩原まゆ美さんの毅然とした追及姿勢にありました。
事故直後から警察側の説明に不自然な点や不信感を抱いたまゆ美さんは、自ら緊急記者会見を開き、涙ながらに世論へ訴えかけました。当時の会見で語られた「警察は本当のことを話してほしい」「夫の名誉を守りたい」という魂の叫びは、メディアを通じて全国に報道され、現場周辺の目撃者から多数の情報提供が寄せられるきっかけとなりました。
まゆ美さんは、萩原さんが長年患っていたうつ病を二人三脚で支え合い、深い夫婦の絆で結ばれていたことでも知られています。「夫の運転ミスとして処理されそうになった悔しさは言葉にできない」と語った彼女の戦いは、巨大な警察組織に対して被害者遺族が一矢を報いた象徴的な事例として記憶されています。